ニキビ跡の色素沈着はターンオーバーの改善がカギ!

ニキビ跡の色素沈着を改善するにはターンオーバーが大事

はてな

ニキビ跡の治し方というのは、赤みにしても色素沈着にしても、基本的には炎症を起こした部分や色素の残った古い皮膚を、新しくて健康な皮膚とスムーズに交換する必要があります。


これはニキビ跡に限らず、一般的な傷などでも同じですね。


傷を負った皮膚は時間の経過とともに内側から徐々に押し出されて、かさぶたなどが取れて新しい皮膚と入れ替わった時に傷が治ったと自覚するわけです。


このように、


古くなった皮膚が剥がれ落ち、新しい皮膚に生まれ変わるまでの流れをターンオーバーと呼ぶ

のです。


つまり、傷の場合と同じようにニキビ跡もターンオーバーをしっかりと働かせて、健康な皮膚に再生することが重要なのです。


しかし、ターンオーバーというのは生活習慣や誤ったスキンケア方法などの様々な影響を受けやすく、人によっては慢性的に乱れた状態であるため、一度できてしまったニキビ跡が治りにくかったりするのです。


そのため、ターンオーバーについて


  • どれほど重要なものなのか
  • 乱れてしまう(正常でなくなる)理由
  • 正常に戻すために必要なこと

といったことをしっかりと理解して、できるだけ早くニキビ跡が治るように取り入れてもらえればと思います。


ターンオーバーの仕組みと肌の構造

肌の構造

ターンオーバーというのは皮膚が新しく生まれ変わる現象であることは先ほど言った通りですが、肌のすべての部分が新しくなるわけではありません。


もしそんなことができたら永遠に若々しいお肌のままですからね。


じゃあ皮膚のうちどの部分が入れ替わるのでしょうか?


実はターンオーバーによって入れ替えることができるのは、皮膚のうちごく表面のみなんです。


そのため、できるだけ皮膚へのダメージが浅いうちにしっかりとケアをすることがニキビ跡の色素沈着を早く治すためにも必要なのです。


でも、そもそも皮膚の表面ってどのあたりを指しているの?と思いますよね。


よって、ターンオーバーを理解するためにも、皮膚の構造について少しだけ知っておいて下さい。


まず、肌とか皮膚と言われているものは

  
脂肪の上にあるもので、2層の皮でできている

のです。そして肌の表面から順番に


  • 表皮(ひょうひ):肌の最表面で約0.2mmの薄い皮。バリア機能や内部の水分保持に貢献
  • 真皮(しんぴ) :表皮の内側にある約2mmの部分。血管や皮脂腺などがあり肌の役割の中心

と呼ばれるもので構成されています。


表皮は細かく見るとさらに4つほどの層(角質層[かくしつそう]、顆粒層[かりゅうそう]、有棘層[ゆうきょくそう]、基底層[きていそう])に分けられるのですが、専門家になるわけでなければとりあえず必要ないと思うので割愛します。


ここでは、皮膚というのは、潤いや弾力などの肌の基本機能を持った真皮の上に保護用のフィルムである表皮が貼られているような構造だと思っておけばOKです。


そして、さきほども触れた通りターンオーバーというのは真皮には無く、表皮で起こるものだということです。


新しい皮膚は、真皮に存在する血管から栄養が運ばれて、真皮と表皮が合わさる境界部分で作られるのです。


そこで作られた皮膚が徐々に成長して保護膜として機能するようになり、古くなって保護機能が低下したものが肌の表面に押し出されて最終的には垢となって排出されるわけです。


真皮には血管などの重要器官の他にコラーゲンやエラスチンなどで肌に潤いや弾力を持たせる役割も担っているので、表皮がフィルムの役割をすることで真皮の水分を保持したり、真皮への刺激によるダメージを軽減してくれたりしているのです。


ターンオーバーがもたらすニキビ跡の色素沈着への効果

ターンオーバーは皮膚を新しいものと入れ替えることなので、当然傷ついたり色素沈着した肌を改善することはできるのですが、効果はそれだけではありません。


そもそもターンオーバーのというのは


  • 古い肌を排出する
  • 新たな肌を作り出す

というものですが、このような作用がニキビ跡の根本的な原因であるニキビ予防、さらにはすでにある炎症などの症状の悪化を防ぐことにも役立っているのです。


では、どのようなメカニズムでターンオーバーがニキビ予防などの効果を発揮するのでしょうか?


古い肌を排出する

生成

まず古くなった皮膚が剥がれるということは、最初にも言ったように様々な肌トラブルを早く解決するために必要不可欠です。


例えば、ニキビ跡の赤みというのは、ニキビによって損傷した皮膚を修復するために必要な血液をたくさん送ろうという働きによって赤く見えている状態です。(参考:ニキビ跡の赤み


また、黒っぽく色素沈着したものは表皮で発生したメラニン色素が排出されずにシミのように残ったものです。(参考:ニキビ跡の茶色や黒の色素沈着


よって、ターンオーバーによって損傷や色素沈着した表皮がしっかりと新しいものに入れ替わることができれば、炎症による赤みもメラニン色素の沈着も無くすことができるわけですね。


また、当たり前ですが、ニキビ跡というのはニキビができなければ残らないですよね。そして、ニキビというの古い角質や汚れが毛穴につまることによって毛穴の中にアクネ菌が繁殖してしまうことが原因です。


そのため、ターンオーバーが正常に機能していて古くなった角質をしっかりと排出できていれば、毛穴がつまりにくくなるのでニキビそのものの予防もできるわけです。



新たな肌を作り出す

保護

私たちの皮膚は、常に紫外線などの刺激などにさらされているため、時間の経過とともに肌を保護したり水分を保持したりする機能が衰えてしまいます。


そのため、刺激に強い健康な皮膚を維持するにはターンオーバーによって皮膚を定期的に新しくして、保護機能を回復させることが必要なのです。


肌の構造のところで「表皮は4つの部分に分けられる」ということに少し触れましたが、この4つのうちの一番表面にある部分を角質層と呼びます。これもスキンケアではよく出てくる言葉ですね。


角質層は肌のバリア機能を担う部分で表皮の中でも最表面の0.02mmという超薄膜です。この部分が、外部からの刺激や、侵入しようとする細菌が内部の真皮に達しないように肌の表面で守ってくれているのです。


ターンオーバーが正常に機能しなくなると、バリアとしての機能の衰えた古い角質層が残り続けてしまうため刺激に弱くなってしまうのです。


つまり、ターンオーバーを整えて健康な肌を常に作り続けていれば、ニキビ跡などの症状が悪化しにくく、治りやすい肌になるという大きなメリットがあるのです。


ターンオーバーが乱れる原因

ニキビ跡の赤みや色素沈着をより早く治すためにターンオーバーが大切なのは分かったと思うのですが、正常に機能しなくなる原因としてはどのようなことが考えられるでしょうか?


正しいスキンケアをするためには、そもそもの原因をしっかりと把握して理にかなった対処をする必要がありため、しっかりと理解しておきましょう。


まずターンオーバーが乱れてしまう原因を挙げてみると、


  • 皮膚を作る機能の低下
  • バリア機能の低下

という2つに分けられます。


では、それぞれの機能の低下がどのようなメカニズムで起こるのかを説明していきましょう。


皮膚を作る機能の低下

肌機能の低下

まず皮膚は真皮にある血液を通して栄養を運び、表皮部分の細胞を新しくするわけですが、当然ながら加齢や生活習慣の乱れなどによって細胞の新陳代謝は落ちていくため皮膚を作る能力は衰えていきます。


ターンオーバーというのは肌の細胞の活動ですから、加齢と共に衰えていくのは仕方のないことです。


さらに、新たな皮膚細胞を作るためのGOサインを出しているのは自律神経で、この神経は生活習慣やストレスの影響を受けやすいため、睡眠不足などが続くとターンオーバーが乱れてお肌の調子が悪くなるのです。


通常、皮膚のターンオーバーというは約28日と言われています。


しかし、この28日というのは20代のころの話で、年齢と共にどんどん遅くなっていき、40代では約2ヶ月、60代では3ヶ月以上かかると言われています。


そのため、年齢を重ねるにしたがってどうしてもニキビ跡に限らず様々な肌トラブルが起こりやすく、治りにくくなるのです。


このように、肌の細胞の活動を低下させる要因である加齢やストレス、睡眠などの影響によってターンオーバーが乱れてしまうのです。


バリア機能の低下

バリア機能の低下

例えば、ニキビが炎症を起こして肌の細胞が損傷を受けると、体はその部分を早く治すために排出しようとしてターンオーバーを早めようとします。つまり、新しい皮膚を急いで作ろうとするのです。


日焼けをすると皮が剥けるのも、紫外線によって傷んだ部分を排出しようとしているのです。


しかし、まだ完全にできあがってない皮膚に急いでバリアとしての役割を任せることになるために、通常よりも貧弱なバリアができあがるわけです。


そうすると、外部からの刺激などに弱い肌ができてしまって炎症が悪化しやすくなるために、自己防衛として皮膚を厚くしてバリアを強化しようとするのです。


皮膚を厚くするためには古い角質を残しておく必要があるため、ターンオーバーが通常よりも遅くなっていくわけです。


以上のような理由でターンオーバーが乱れてしまうわけですが、どうして乱れてしまうのかというところが分かってしまえば対策すべきことが見えてくるわけです。

ターンオーバーを正常化して色素沈着したニキビ跡を改善するために必要なこと

ここまでの内容で、ターンオーバーの意味、重要性、乱れる原因とその影響について説明してきました。ここまでくれば、あとは原因を排除してあげればいいわけです。


そうなると、原因として挙げたものは、加齢、生活習慣の乱れ、バリア機能の低下だったので、避けられない加齢を除くと、やるべきこととしては以下の2つになります。


  • 生活習慣の改善
  • バリア機能の修復

ですね。


生活習慣の改善について「ニキビ跡の色素沈着を消すために睡眠も大切!」の記事を参照して頂くとして、バリア機能の修復をするために必要なスキンケアとしては

  • 保湿をすること
  • 新陳代謝の改善効果が期待できるコスメの使用

が挙げられます。


化粧水

肌のバリア機能をしてくれる角質層はとても複雑な構造をしています。イメージとしてはレンガを積み上げたような構造で、肌の細胞を緻密に組み上げて細胞と細胞の間を油分で満たすことで外部からの侵入をふさいでいるのです。


しかし、肌のバリア機能が衰えている場合は細胞の間を満たしている油分が少なくなっているために、内側の水分が隙間から漏れて乾燥しやすくなっていたり、壁がもろいために刺激に弱くなっていたりするのです。


この状態を修復するためには保湿が必要なのですが、水分を補うのではなく細胞間にあったはずの油分を補ってあげる必要があるのです。


 >参考:ニキビ跡の色素沈着にも保湿は重要!


また、保湿をするだけではなくて新陳代謝を高める効果が期待できる成分であるプラセンタなどが配合されたコスメを普段のスキンケアに取り入れてみるのもいいでしょう。


プラセンタには新陳代謝を高めてターンオーバーを改善するだけでなく、抗酸化作用やメラニン色素の抑制作用などもあって実はニキビ跡にぴったりの成分なんです。


プラセンタを配合した化粧水はいくつかありますが、その中でも抗炎症成分なども合わせて配合しているニキビ跡専用の化粧水や美容液を選んでおくと間違いないでしょう。


炎症を抑えつつターンオーバーを整える効果が期待でき、色素沈着が残っている方だけでなく赤みが残っているという方にも使えるニキビ跡のトータルケアとして幅広く利用できるので、使用を検討してみるといいと思います。